紬の糸紬は織りの着物。
では織りと染めの違いってどういうものがあるの?
というとき、まずあげられるのが
糸です。
織りの着物は蚕の繭をまずお湯でぐつぐつ煮ます。
繭自体、繭玉のまんまですと、接着成分がたっぷり糸についているので、これを取り除かなくてはなりません。
煮繭なのですから、熱湯。
それこそ、大やけどしそうなくらい、大変な作業です。
この繭を綿状にし、広げたものを
真綿といいます。
よく教科書に載る製糸工場の写真やイラストに
数個の繭を袋のような形にのばして作っているものがありますね。
あれを
袋真綿といいます。
他には正方形の木枠にかけて作る
角真綿というものもあります。
紬糸の原料として、耳のない袋真綿のほうが良質なのです。
紡ぎかたには指先で糸を引き出す手紬糸と、真綿から手紡機を使って撚りをかけ、糸にする手紡糸の二通り。
手紬糸が無撚、手紡糸が有撚という違いがあります。
この真綿から機械や人の手、指で引き出すようにして糸を紡ぎ出したものが
真綿紬糸で、紬に使われる代表的な糸なのです。
今日では、手紬糸はわずかに結城紬に用いられるくらい。
紬の大半は手紡糸を使っています。
手紬糸は節が多いので、主に緯糸として用いられています。
副蚕を機械で紡糸した絹紡糸も紬糸の一種ですが、これは「
ちゅうし」とよばれています。
世界遺産に登録を申請している、あの富岡製紙工場では
多くの女性が富国強兵というスローガンのもと、繭玉から糸をつくりだしていました。
http://www2.city.tomioka.lg.jp/worldheritage/history/index.htm
機械があるとはいえ、ほとんどが人の手で紡いでいた時代。
指を痛めることも多かったはずです。
人の手で紡がれるものですから、糸の太さもバラつきがありますが、
それが手作業のよさ。味。
手紡ぎ糸は真綿紬糸のなかでも最高級品として今もなお珍重されています。
糸ひとつにしても、並々ならぬ作業がある着物の世界。
大切に次の世代へと受け継がなくてはいけない文化ですね。

いつも読んでいただきありがとうございます。ポチっと押していただけると幸いです。(o^∇^o)
★あい山本屋 アンティークリサイクル着物屋★本日のオススメ品♪

ターキーレッドという異色な色の帯。そこにドハデ!な金の蝶々模様というのは、もはやゴージャスとしかいいようがありません。薄手芯なしタイプなので使い勝手は抜群。地模様、金使いや小蝶など様々に蝶柄をアレンジして若々しい色使いは、是非、振袖から付け下げといろいろ絞めまわしできますね♪
コメントの投稿